ウェディングプランナーの結婚式講座

現役ウェディングプランナーが結婚式のことを紹介するブログです。

ウェディングプランナーが教える結婚式の披露宴での余興のおすすめ

バンド演奏

成功のコツは「しっかり準備」です。
大切な友人に結婚式の余興を頼まれた!
何から準備したらいいの?と困ってしまう方も多いかもしれませんが、大丈夫です。

会場のプランナーとして様々なお客様と余興の打ち合わせをしてきましたが、コツは「しっかりと準備すること」のひとつに尽きるように思います。

  • 会場が盛り上がるもの
  • 新郎新婦が感動するもの

など、成功する余興の共通点は「準備」なのです。

ここでは、どんな準備を進めていけば、喜んでもらえる余興の準備ができるか、ひとつずつ紹介しますね。

余興ってそもそも何のためにするの?

プランナーをしていると、どんな余興をするといいか、とよく質問されます。

様々な年代のゲストがお祝いのために集まる披露宴で、全員に喜んでもらおうと考えると、どんな内容にすればよいか迷いますね。

そんな時にお話ししているのが、「余興って何のためにすると思う?」ということ。
テレビのように面白いことをしようとか、プロのパフォーマーのように質の高いことをしようと思うと、なかなか準備が進みません。
友人として頼まれる余興に求められるのは、意外とシンプルな役割で、

  • 披露宴を盛り上げる!
  • 新郎新婦の人柄をゲストに伝える!
  • お祝いの気持ちを伝える!

この3つではないでしょうか?

このコンセプトのどれかひとつを選び、自分たちにできる内容を考えていくと必ず喜ばれる余興になります。

余興の内容に迷ったら、まずはこの基本をもとにして考えてみてくださいね。

確認しておくべき4つのこと!

さて、準備をスタートしたら、まず確認してほしいのは、

  • 持ち時間
  • 使用できるスペースや機材の確認
  • 余興の出番が来るタイミング
  • 予定されている他の演出内容

この4つです。

持ち時間

砂時計

余興を頼まれるのはだいたい1〜2ヶ月前ですが、その時点では進行の大枠が決まっていることが多いです。
他に予定されている内容に影響しないように、持ち時間をまず確認しましょう。

どんなに楽しくクオリティの高い余興でも、長すぎると興ざめ。

ゲストは余興だけを見に集まっている訳ではないので、コンパクトにまとめることが大切です。
どんな披露宴でも、だいたい持ち時間の目安は5分程度。
15分くらいもらえないですか?と聞かれたこともありましたが、披露宴の中で自由に使える時間は意外と短いのです。

前半にいただく挨拶やスピーチで約30分、お色直しの約30分、後半のお手紙や締めの挨拶などで約30分のプログラムが組まれますから、約2時間半の披露宴のうち、1時間半はすでに内容が決まっているようなもの。

テーブルフォトやムービーの上映、ケーキセレモニーなどやりたい演出を組み込んでいくと、余興に取れるお時間はだいたい5分を目安にということになります。

使用できるスペースや機材の確認

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次に、使用できるスペースを確認しましょう。

大人数で行うダンスや、大掛かりなクイズなどは、そのためのスペースが確保できることが前提となります。

準備がスタートしてから、場所がない!とならないように、事前に確認しておくとスムーズです。
また、映像での余興を考えている場合は、

  • 上映用の機材の確認
  • 持ち込む映像の保存形式
  • 上映にかかる費用

を確認しておきましょう。

準備段階で何かとトラブルの多いのが、映像上映の余興。

プロジェクターや再生機器の有無をしっかり確認し、持ち込む映像の保存形式は会場に合わせたものにしましょう。

プロジェクターの使用には料金がかかる会場もたくさんあります。
新郎新婦の予定している披露宴に映像を使用する予定がないと、余興のためにプロジェクター費用が発生し、新郎新婦がその費用を負担することになってしまう場合があります。
思わぬ費用をかけないためにも、事前に確認しておきましょうね。

余興の出番が来るタイミング

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そして、自分たちの出番がだいたいどのあたりかということも把握しておくと良いです。
披露宴の前半か後半かでは、会場の雰囲気が異なってくるからです。

例えば、乾杯後すぐですと、会場もまだ少し硬い雰囲気です。

このタイミングで、ゲストをわっと沸かせるにはかなりテクニックが必要になりますよね。

逆にお色直しの後のタイミングでしたら、お酒も入りゲストも少しずつリラックスしてきているので、にぎやかな内容がぴったりきます。

考えている余興の内容が、ゲストに感動を届けるようなものであれば、おひらき直前のタイミングが似合うかもしれませんね。
どのシーンで余興を行うかわかっていると、内容を決めるのにスムーズです。

予定されている他の演出内容

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そして、最後に披露宴で行われる他の内容もチェックしておきましょう。

披露宴のプログラムと余興の内容が重なってしまうと、せっかくのアイデアの印象が薄れてしまうからです。

披露宴の内容については、新郎新婦に確認しておくとスムーズです。
ゲストにははっきりと内容を知らせたくないなと思うカップルもいますが、余興の内容が重ならないようにしたいと断っておけば、だいたいの内容を教えてくれますよ。

3種類の内、得意なもので余興を組みたてよう!

さて、本格的に余興の内容を考えていきます。
余興は、大きく3つの種類に分けられます。

踊る、歌う、パフォーマンス系

スーツで踊る男性

披露宴をしっかり盛り上げることのできる余興です。

数人のグループで行うことが多く、衣装の準備や振り付けの練習など、何度も集まって準備に時間をかけられる場合にオススメの内容です。

しっかりとクオリティの高い仕上がりにすることが肝心ですが、新郎新婦だけでなくゲストも楽しむことができ、会場の一体感を高めることもできます。

クイズ、ゲーム系

丸の札を上げる女性

新郎新婦にまつわることを題材としたクイズやゲームは、おふたりの人柄を知ることができ、披露宴にぴったりの余興です。
テーブル対抗にして参加型の余興にすると、ゲスト全員が楽しむことができ、会場全体が盛り上がります。
良い成績のテーブルには何かプレゼントを用意しても良いですね。

何度も集まるほどの準備は必要なく、問題をしっかり考えておけばOKなので、ふたりのことを良く知る友人関係にオススメの余興です。

映像上映系

MOVIEの文字

お祝いのメッセージや気持ちを、映像で届ける余興です。
新郎新婦の写真や小さい頃の写真、ゲストも一緒に写った写真を集めて映像にまとめたり、新郎新婦にとって大切な場所や人を撮影し、サプライズとしてまとめたりするなど様々な方法が考えられます。

映像の作り方によって、楽しく盛り上がる雰囲気にも、涙を誘う感動の内容にもできるため、シーンを選ばない余興ですね。

少人数でも可能ですので、映像をまとめる技術を持っている方にオススメの余興です。

 

こうした3つのテイストの特徴をよく考えて、得意なものを選んでみましょう。

担当にプランナーに相談し、会場下見をしよう

相談に応じるスーツの女性

余興の方向性が決まってきたら、担当プランナーに大まかな相談をしてみましょう。
準備ができてから相談すると、何か制限がかかった時に、考え直しになってしまいます。

大まかな内容が決まった時点で、一度プランナーに連絡を入れて、方向性を確認しておくと手戻りがなくスムーズです。

また、会場へ下見に行くことが可能であれば、ぜひとも一度見ておくことをオススメします。
会場を下見する場合には、

  • 着替える場所の有無
  • 映像の試写、音響の準備
  • 入場から退場の動線、立ち位置
  • 機材を使用する場合は、搬入・搬出の方法や時間帯

などを確認しておきます。
こうした細かな点は、新郎新婦を通じて確認するより会場の担当者と直接やりとりした方が確実です。

担当者に相談しておけば、難しい希望でも代わりの案を出してもらうこともできます。しっかりと味方につけておきましょう。

そして、もし余興にサプライズが含まれる場合は、この時にプランナーにも伝えておきましょう。

実例!こんな余興が盛り上がった!

プランナーとして担当した披露宴で、素敵な余興だったなと感じたものをいくつかご紹介しますね。

会場全体で踊るダンス

スポットライト

普段は事前に下見をお願いしている余興ですが、この時は遠方に住んでいるためNG。
お電話でのやり取りだけで当日を迎えました。
そのため、披露宴開始前の時間を使って、リハーサルをお願いしました。
しかし、会場の広さがイメージより狭く、10名で披露するダンスのスペースには足りないということになっていました。
そこで、急遽立ち位置を変えていただき、ゲストのテーブルの間にひとりずつわかれて入ってダンスを披露してもらうことになりました。

すると、どのお席のゲストも自分のすぐそばでかっこいいダンスを見ることができ、会場を見渡す新郎新婦も全体が盛り上がっている様子がわかり、とても喜ばれる余興になりました。

新郎様によるバンド演奏

ギターを弾く男性の手元

バンドがご趣味の新郎様。
前日からお仲間が機材を搬入し、素敵な演奏を披露されました。

趣味だとは聞いていても、ライブにまで行ったことはないゲストがほとんどでしたので、演奏する姿にみなさん喜ばれました。

得意なことを披露するのもひとつですね。
最後に、新婦様へ向けてソロ演奏を披露され、新婦様側のゲストも感動されていました。

消防士の方が制服で技術を披露

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映像上映での余興でしたが、内容は、消防士であるお仲間が新郎様と一緒に、訓練の様子を撮影したもの。
普段見ることのない特別な技術にゲストは興味津々。

親御様やご親戚も、お仕事場で活躍される新郎様の様子に感激されていました。

どんな年代のゲストにも喜ばれた余興でした。

ジェスチャーゲーム

考え込む赤いドレスの女性

ご友人がボードに掲げたお題を、新郎様が全身を使ってジェスチャーで表現。
新婦様がそれを見て、お題が何かを当てるゲームを行いました。

普段はクールで、あまり表に感情を出されない新郎様が、悪戦苦闘しながらジェスチャーをされる姿に会場中が沸きました。

新婦様がわざとわかっていないふりをされるものだから、よけいに盛り上がる演出に。
ちょっとお茶目なおふたりのお人柄や関係性が自然に伝わる、とてもあたたかい余興になりました。

あいうえお作文

ひらがな50音

新婦様のご友人が、新郎様と新婦様それぞれのお名前の頭文字を使って、あいうえお作文を作られました。

保育士をされているご友人でしたので、手作りのボードはとてもかわいらしいもの。
お人柄も伝わり、ご親族様も喜んで見てくださった、あたたかい余興でした。

新婦様の思い出の場所を新郎様が訪れる映像

校舎

新郎様がご友人と協力して、映像をまとめてこられました。
親御様の転勤で、引越しの多かった新婦様。

  • 懐かしいお家
  • 学校
  • アルバイトしたお店

などを、新郎様が訪れて映像にまとめ、行く先々で大切な人にインタビューしてくるという映像でした。

とてもクオリティが高く、新婦様はびっくり。

ゲストも、新婦様のこれまでの歩みを知ることができ、とても満足感の高い余興でした。

余興の注意点は?

さて、こうして準備する余興ですが、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。

参列者の顔ぶれもチェック!身内だけに伝わる内容だと楽しさ半減!

披露宴パーティー

学生時代のご友人や、会社の同僚の方に多いのが、内輪だけでわかる内容で構成されていること。

まったく知らない人が見ても理解できる内容になっているほうが、会場のゲスト全員が楽しさを共有できます。

学校生活や会社での話題を余興に盛り込む時には、みんなにわかるような内容にするよう気をつけましょう。

映像演出が重ならないように気をつけて!

頭を抱える男性

最近では定番となったプロフィールムービー。
これに、オープニングムービーと、エンディングムービーを加えた3つの映像演出を取り入れる新郎新婦様が多くなってきました。

さらに余興で映像となると、ひとつの披露宴でたくさんの映像が流れることになります。その分、会場が暗くなっている時間が長くなり、お料理の進み具合に影響がでたり、映像ひとつひとつの印象が薄れたりしてしまいます。

せっかく用意するなら、しっかり覚えて帰ってもらいたいもの。
余興でどうしても映像を使いたい場合は、早い段階で新郎新婦に伝えておきましょう。

試写は必ずお願いします

カチンコ

映像の余興で、必ずお願いしている試写。

もし何か不具合があっても修正できるよう、遅くとも一週間前までにはとお願いしていますが、ぎりぎりになることが多いのです。

会場によって期限は異なりますが、流れなかったというトラブルを防ぐためにも、ぜひとも早めに作業を進め、ゆとりを持って試写しましょうね。

持ち時間はしっかり守って!

時間を確認する女性

チェックポイントでもご紹介した、持ち時間ですが、確認しておいても当日伸びてしまうことがあります。
1分2分なら仕方なくても5分伸びると、スタッフはドキドキ。

そのあとの進行がバタバタと駆け足になってしまったり、タイミングよく用意されたお料理が冷めてしまったりしないよう、裏側で必死に調整することになります。

せっかくなら、余裕を持ってプログラムを進めたいもの。
持ち時間をうまく使って、スムーズに余興をすすめられると一番良いですね。

ダンスや歌はクオリティを追求!

マイクを持つ男性

グループで練習した成果を披露してくださるダンスや歌の余興。
こうした余興が成功するかどうかは、そのクオリティにかかっています。

恥ずかしがっている様子がわかってしまうものや、練習不足で動きがあっていなかったりすると、拍手していいのか、笑っていいのか、ゲストも戸惑ってしまい、会場が微妙な雰囲気になってしまうことも。

ダンスや歌は、しっかり練習をして、そしてうまくできていなくても思い切りよく踊って歌う心意気が必要かもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

最近の披露宴では、ゲストに負担をかけたくないと頼むことが減っている余興ですが、上手に企画すると、無理なく全員が楽しめる演出になります。

お祝いの気持ちを、歌やメッセージに込めて届けられる、素敵な余興を準備しましょう。