ウェディングプランナーの結婚式講座

現役ウェディングプランナーが結婚式のことを紹介するブログです。

ウェディングプランナーが教える結婚式で大切なブーケ選びのポイント

ブーケを持つ花嫁

ブーケとは新婦が持つ花束です。

衣裳やヘアメイクが決まり、仕上げにより美しく花嫁姿を演出するための重要なアイテムです。

また、ブーケは新婦の体の中心部に位置しますので、存在感もあり、ドレスとのマッチングもとても大切です。
そこでウェディングプランナーがブーケの種類や選び方について紹介します。

ブーケの由来

その昔、男性が思いを寄せる女性のために、野道の花を摘みながら、彼女の家に向かいました。
彼女の家につく頃には、男性の集めた花は大きな花束になっていました。
男性はその花束を女性に渡し、プロポーズをしました。
女性はYESのサインとして、受け取った花束の中から一厘とって男性の胸ポケットに入れました。
この話はブライダル業界でも有名です。

ブーケは男性のプロポーズから生まれたとされています。

また、医療が発達していなかった時代、病気にかかると人はすぐ死んでしまいました。
そのため、ハーブが薬としてとても重宝されていました。
病気や悪魔から守るという意味で、新婦はハーブを集めた花束を持っていたとも言われています。

ブーケの種類

ホワイトブーケ

近年のブーケには多くの種類があり、よく見る定番のラウンドブーケから、くす玉やバッグもモチーフにしたブーケまで様々です。

ご自分や結婚式の雰囲気に合わせたブーケ選びも、結婚式を楽しむ大きなポイントです。

ラウンドブーケ


 

花を丸い形に形成したブーケです。
花材や色使い次第でフォーマルにもカジュアルスタイルにも仕上がり、オールマイティーな演出が可能です。

ティアドロップブーケ


 

ラウンドスタイルより、少し縦長にした涙型のブーケです。
「幸せの涙」を象徴しています。
アレンジ次第では可憐なイメージにもエレガントなイメージにも仕上がります。

キャスケードブーケ


 

流れる滝をイメージした懸垂形のブーケです。
伝統的かつ上品で華やかなスタイルはウェディングブーケの代表ともいえます。

アームブーケ


 

腕にかかえるようにデザインしたブーケです。
カラーやチューリップなど細長い茎のラインを活かした直線的なシルエットが特徴です。

クラッチブーケ


 

集めた花をそのまま束ねて茎が見えるようにリボンなどでくくって持つブーケです。
近年注目を集めているブーケで、いろんな花を束ねて無造作にナチュラルなイメージを作ることができます。

ボールブーケ


 

リボンやパールビーズなどで持ち手をつけた薬玉形のブーケです。
主に和装の際に用いられています。

和モダンなイメージに仕上げるのが人気です。

バックブーケ


 

ハンドバックをイメージしたブーケです。
個性的で、可愛い印象を与えてくれます。

クレセントブーケ

三日月をイメージした優雅な曲線が特徴のブーケです。
曲線を活かしたエレガントなイメージや、スタイリッシュでモダンなイメージを演出できます。

オーバルブーケ


 

ラウンドとキャスケードの中間のような楕円形が特徴のブーケです。
大きめのお花を集めて作ります。

花材次第ではノーブルやキュートなイメージに仕上がります。

シャワーブーケ


 

シャワーから出る水をイメージしたブーケです。
ボリュームがあり、躍動感を出せます。
大きい花を集めすぎるとやや重たいイメージに仕上がってしまうので、
小花やグリーン(葉物)を用いて作ります。

ブートニア


 

ブートニアとは新郎のタキシードのポケットに添えるブーケとお揃いの花飾りです。
タキシードをより華やかに魅せてくれるアイテムで、ないと寂しいものです。
ブーケとブートニアはセットで作られます。

イメージ別おすすめブーケスタイル

すでにお伝えしたように、ブーケには様々な種類があります。

まず、どのような雰囲気の見た目にしたいかをウェディングドレスで選び、それに合うブーケを選ぶとブーケ選びがスムーズです。

ウェディングドレスの選び方はウェディングプランナーが教える結婚式のウェディングドレスの選び方で紹介しています。

ここでは、具体的なウェディングドレスとブーケの組み合わせを紹介します。

Aラインのドレスを着て正統派で上品なイメージを演出したい


 

キャスケードブーケがおすすめです。

キャスケードブーケは上品で正統派なイメージにぴったりです。

花材はバラやカサブランカなど存在感のあるものがおすすめです。
深めの色のグリーンを入れると、よりエレガントに清楚なイメージに仕上がります。
身長が低い新婦にはティアドロップブーケもおすすめです。

Aラインのドレスを着てフェミニンでふんわりしたイメージを演出したい


 

シャワーブーケやクラッチブーケがおすすめです。

小花を集めた躍動感のあるシャワーブーケは、女性らしいやわらかいイメージを作ります。

また、クラッチブーケもたくさんの花材を組み合わせることで、ナチュラルでフェミニンなイメージを作ります。

プリンセスラインのドレスを着て可愛くキュートなイメージを演出したい


 

ラウンドブーケやオーバルブーケなど丸みのあるブーケがおすすめです。

丸みのあるブーケは「平和の象徴」とされており、愛らしいイメージを生みます。

また、縦のラインがない分、身長の低い新婦にも適しています。
カラードレスなどで個性を出したい場合、ドレスと反対色のバックブーケもおすすめです。
(例えば、イエローのカラードレスにパープルのバックブーケ)

マーメイドラインのドレスを着てちょっぴりセクシーでクールなイメージを演出したい


 

アームブーケやクレセントブーケなど縦長のラインのブーケがおすすめです。

これらは、直線や曲線を活かしたデザインなので、マーメイドラインのドレスと相性が良いです。

また、キャスケードブーケも大人っぽさと優雅さがありますので、花材によってはクールなイメージに仕上げることができます。

花言葉

ブーケの花材を選ぶ際には、ぜひ花言葉にも注目してみましょう。
ブーケに使われる代表的な花の花言葉をいくつか紹介します。

花は美しく、どれも個性的であり、それぞれに花言葉があります。

花言葉を知ることで花材選びはとても楽しくなるでしょう。
自分たちの密かな思いを花に込めて大切な一日を過ごしましょう。

バラ

バラの花束

  • 「私はあなたにふさわしい」
  • 「深い尊敬」
  • 「純潔」

  • 「あなたを愛しています」
  • 「愛情」
  • 「情熱」

ピンク

  • 「しとやか」
  • 「上品」
  • 「感銘」

黄色

  • 「愛情の薄らぎ」
  • 「嫉妬」 
  • 「友情」

チューリップ

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  • 「永遠の愛」
  • 「思いやり」
  • 「恋の宣言」
  • 「博愛」
  • 「名声」

ガーベラ

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  • 「常に前進」
  • 「辛抱強い」
  • 「希望」
  • 「神秘」

カーネーション

カーネーションの花束

  • 「熱愛」
  • 「母の愛」
  • 「愛を信じる」

あじさい

あじさい

  • 「元気な女性」
  • 「移り気」
  • 「辛抱強い愛情」

すずらん

すずらん

  • 「幸福が訪れる」
  • 「意識しない美しさ」
  • 「純粋」

胡蝶蘭

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  • 「純粋」
  • 「あなたを愛しています」

ひまわり

ひまわり

  • 「あなただけを見つめています」
  • 「憧れ」
  • 「崇拝」
  • 「光輝」

トルコキキョウ

トルコキキョウ

  • 「花嫁の感傷」
  • 「優雅」
  • 「威厳」

ダリア

ダリア

  • 「華麗」
  • 「気品」

かすみ草

かすみ草のブーケ

  • 「夢見心地」
  • 「無邪気」
  • 「親切」
  • 「切なる喜び」

ラナンキュラス

ラナンキュラス

  • 「晴れやかな魅力」
  • 「美しい人格」
  • 「名誉」

マーガレット

マーガレット

  • 「真実の愛」
  • 「恋を占う」
  • 「誠実」
  • 「心に秘めた愛」
  • 「真実の友情」

ゆり

ゆり

  • 「純潔」
  • 「威厳」

カサブランカ

カサブランカ

  • 「雄大な愛」
  • 「高貴」

カラー

カラー

  • 「清純」
  • 「歓喜」
  • 「夢のように美しい」
  • 「壮大な美」

ブーケの価格

見積書

生花ブーケの価格の相場は3万円~10万円と幅広く、花材やデザインやボリュームにこだわればこだわるほど高くなります。

また、プリザーブドフラワーブーケの価格の相場は5万円~15万円です。
メリットとしては半永久的に保存しておけるところや、前撮りと当日の2日間使用できるところです。
ただ、プリザーブドフラワーにできる花材はバラやカーネーションやランのように花びらが分厚くしっかりした花のみです。

ブーケの節約術

ブーケは1着のドレスに対し、1つ用意するのが一般的です。
そうすると、ドレスを2着着る場合は、2つブーケが必要となり金額も倍になってしまいます。
通常ウェディングドレスは白を貴重としたブーケで、カラードレスはドレスの色に合わせてブーケを作ります。

これでは、予算オーバーという新郎新婦におすすめなのが、ウェディングドレスの白いブーケにカラードレスの色をポイントで入れることで2着兼用ブーケを作ることです。

また、お色直しの際に、カラードレスの色に合わせた大きなリボンをつけても可愛いです。
ブーケにこだわらないという新婦はカラードレスを着る際にリストレット型という、お花で作った低価格なリストバンドをつけたりもします。

ブーケ加工

赤と青のプリザーブドフラワー

生花で作った素敵なブーケも時が来れば枯れてしまいます。
せっかく試行錯誤してこだわったブーケを写真以外でも残したいという新婦におすすめなのがアフターブーケサービスです。

ブーケを押し花加工してくれたり、プリザーブド加工してくれる専門店があります。

このサービスは事前に予約が必要です。結婚式が終わったら式場まで預かりに来てくれるお店もあります。
作成期間は商品にもよりますが、1ヶ月程度です。価格は2万円~8万円くらいが一般的です。
親御様へのプレゼントにする新婦もいます。

ブーケの演出エピソード

私が担当したある新婦様のブーケにまつわる素敵な演出のエピソードをひとつ紹介します。
新婦様のお父様は、お母様にプロポーズする際にかすみ草の花束をお渡ししたそうです。
お父様が花束に添えた手紙には、かすみ草の花言葉

  • 親切
  • 無邪気

のメッセージ。

お母様の人柄にぴったりの花言葉から、かすみ草をお選びになったそうです。
新婦様は私もお母様がプロポーズでもらった花束と同じブーケを持って結婚式をしたいとお話してくださいました。
そこで、かすみ草を束ねて大きなリボンでくくったクラッチブーケを作りました。
当日、披露宴のお色直し退場の際に、サプライズでお母様をお呼びし、かすみ草のブーケを選んだ経緯を話し、ブーケをお母様にプレゼントしました。
お母様は懐かしいと喜んでくださり、お父様も照れながら、新婦様の用意したサプライズの演出に感動してくださいました。

このようにご家族のお花にまつわるエピソードがあれば、それにちなんでブーケを作るのも素敵な思い出として残ります。

まとめ

いかがでしたか?
ブーケは花の知識や、ドレスとのコーディネート力が必要なので、新郎新婦にとっては極めて難しい分野の打ち合わせになると思います。

実際花の打ち合わせはウェディングプランナーの他に、フラワーコーディネーターが同席して提案型で行われます。

まずは、コーディネートをいくつか提案してもらい、その中から選ぶのが先決でしょう。
花が好きでこだわりたい場合も、花には入手できる時期が限られていたり、種類によって価格が様々なので予算の面でも注意が必要です。
しっかりと打ち合わせを行い、世界にひとつのオリジナルブーケを作りましょう。