ウェディングプランナーの結婚式講座

現役ウェディングプランナーが結婚式のことを紹介するブログです。

ウェディングプランナー解説!結婚式の挙式や披露宴で盛り上がる演出

ケーキ入刀をする新郎新婦

結婚式ではゲストと一緒に楽しむ様々な演出があります。

どんな演出をしたらみんなが盛り上がってくれるのだろう・・・。新郎新婦の悩みの種でもあります。

結婚式の演出は言い伝えにちなんでいるものから、オリジナルの工夫を凝らしたものまで、夢がいっぱいつまっています。

成功談や失敗談も含めウェディングプランナーが結婚式で実際によく行われる様々な演出を紹介します。

挙式での演出

①ヴェールダウン

ヴェールをかぶった新婦

バージンロードを歩く前にお母様にヴェールをおろしてもらう儀式です。

新婦入場で扉が開いたら、新婦とお母様が向き合い、お母様が新婦のフェイスヴェールをゆっくりとおろします。
そして「いってらっしゃい」と声かけ2人は抱き合います。
ヴェールは新婦の美しい顔を覆い、守る神聖なものです。

「最後の花嫁支度」の演出として、ゲストをとても感動させます。

その後、お父様が登場し、新婦の手をとり、バージンロードを歩きます。

②フラワーシャワー

フラワーシャワー

フラワーシャワーとは、挙式後にゲストが並んで花道をつくり、そこを通る新郎新婦に向けて花びらをまいて祝福する演出です。

キリスト教では花の香りは辺りを清め、悪魔や災難から新郎新婦を守るという言い伝えがあります。

最近ではフラワーシャワーに変わって手作りのリボンでリボンシャワーを行ったり、「多産の象徴」とされる米を使ったライスシャワーも行われています。
注意点としては、ゲストの人数よりも多めに用意するほうが良いでしょう。
シャワーの量を節約したことで、足りなくなったという失敗談をよく聞きます。
一人ひとつかみが一般的ですが、節約した場合一人ひとつまみになってしまいます。
これは、実際拝見していても演出自体がとてもしょぼくみえてしまいます。

シャワーは多めに用意してゲストにはたくさんつかんでもらい、豪華な演出にすることをおすすめします。

③ブーケトス

ブーケトス

独身の女性が小さな円を描くように新婦の回りに集まります。
その後、新婦はブーケトス用に用意した小さなブーケを後ろに向かって投げます。

それを手にした独身女性が次に結婚するといわれる恋占いの演出です。

ブーケトス用の小さなブーケは新婦が持つブーケと同じ種類の花や色を使って作られます。
ただ、最近この演出は衰退しつつあります。
理由は、独身女性をさらし者にするのはかわいそうという声が増えてきたからです。
新婦が若ければ、ゲストの友人も若いので盛り上がりますが、
晩婚化が進む中、新婦の結婚年齢が高くなってきているため、
独身女性が少ないのもあり、ゲストの友人が嫌がるのです。
ブーケトスはお約束の演出ではないので、独身女性の年齢や人数を考えて行うべきです。
省く場合は、ゲストとの写真タイムにあてたりもできますので、ウェディングプランナーに相談してみてください。

④ブーケプルズ

ブーケプルズ

ブーケトスの変形版で、独身女性の人数分のリボンを用意し、1本だけブーケにくくります。残りのリボンはブーケにひっかけるだけにします。

それをゲストにひっぱってもらい、ブーケにつながっているリボンをひっぱったゲストが当たりです。

私の経験でひとつ、みんながほっこりあたたかな気持ちになったブーケプルズ談を紹介します。
初めて結婚式へ列席する親戚の小さい女の子へ向けて「花嫁体験」としてブーケプルズが行われました。
3人の女の子に前へ出てきてもらい、リボンをひっぱってもらいました。
ひっぱるとブーケが3つにわかれ、それぞれがリボンとつながっていて、全員にブーケが当たりました!
女の子たちは初めての結婚式でブーケがもらえてとても大喜びでした。
新郎新婦が小さいお子様にも楽しんでもらいたいと思って考えた心あたたまる演出です。

⑤〇〇トス

ブーケプルズ

〇〇トスとはブーケのような「なにか」を投げる演出です。
例えば、

  • ブロッコリー
  • アフロのかつら
  • キャンディー

などです。

これらをブーケ風にラッピングして、独身男性に向けて新郎が投げます。

主に、ブーケトスのあとに「おまけ演出」として行うことが多いです。

独身女性とは違い、独身男性はノリもよく、争奪戦が繰り広げられるなどして大変盛り上がる演出です。

⑥バルーンリリース

バルーンリリース

挙式後にゲストひとりひとりに風船をもってもらい、掛け声と共に一斉に風船を空へ放ちます。

これは、愛を誓った新郎新婦の幸せが天まで届くようにと願いが込められた演出です。
空に舞い上がるたくさんのカラフルな風船は、とても美しく幻想的で、ゲストの目を楽しませてくれます。
ただ、残念ながら雨の日は行うことはできません。春や秋など晴天が多い季節にはおすすめの演出です。

披露宴での演出

①ゲストひとりひとりにメッセージ

サンキューカード

来てくれたゲストひとりひとりに感謝の気持ちを伝えるために、ゲストの席へメッセージカードを添える演出はとても人気です。

「今日は来てくれて本当にありがとう!これからもよろしくね!」など一言でもとても喜ばれます。
また、プリクラや写真なども添える新郎新婦もいます。

②ウェディングケーキの演出アイディア

披露宴でお約束なのが、ウェディングケーキの演出です。
その際に行われる様々なアイディアを紹介します。

ウェディングケーキを可愛い子供たちに運んでもらう

男の子とケーキ

小さいお子様ゲストがいる場合、ケーキを運ぶお手伝いをしてもらいます。

「アンパンマンのマーチ」や、となりのトトロの「さんぽ」などのBGMに合わせて小さいコック帽とエプロンをつけた子供たちのケーキが乗ったワゴンを押す姿はとても可愛いく、盛り上がります。

お手伝いをしてくれた子供たちには新郎新婦から、プレゼントを渡します。
プレゼントは、お菓子や文房具やおもちゃなどが喜ばれています。

お手本バイト

あーんをする女性

ケーキ入刀の後、食べさせ合いのお手本を見せてもらう演出です。

これは、両家の親御様にお願いする場合がほとんどですが、まれに、親戚や友人のご夫妻にお願いすることもあります。
新郎新婦が即興で選んで発表することもあり、代表に選ばれたご夫妻には司会者から「結婚何年目ですか?」「夫婦円満の秘訣はなんですか?」などのインタビューがあったりします。
ゲストがドキドキわくわくする楽しい演出です。

ファーストバイト

ファーストバイト

新郎新婦のケーキシェアリングの演出です。

まずは新郎から新婦へ、ケーキを「あーん」してもらいます。
これは、「夫が一家の稼ぎ頭である象徴」で一生食べ物に困らせないという意味が込められています。
続いて新婦から新郎へ、ケーキを「あーん」してもらいます。
これは、「今後の生活を共にいたわり合うことの象徴」で、美味しいご飯を毎日作り食べさせてあげるという意味が込められています。
この時に新婦は新郎への愛情の大きさを称して、大きなスプーンでたっぷりケーキをとって食べさせます。
私が過去担当した新婦様は、ひとひねりアイディアを加えて「カエルのスプーン」を用意しました。
カエルのスプーンに込めた願いは、カエル=帰るとかけて、「早く帰ってきてね!」だそうです。
また、新婦から新郎へ「あーん」をする時に、「美味しいご飯を毎日楽しみにしています!」と願いを込めて
サプライズで新郎好みの可愛いエプロンを新婦にプレゼントし、新婦はそのエプロンをつけてファーストバイトをしました。
このように、ファーストバイトはさまざまな工夫をすると新郎新婦もゲストも楽しめますので、
ウェディングプランナーと一緒にアイディアを考えましょう。

ラストバイト

シニア夫婦

結婚式は夫婦となる新郎新婦にとって、親御様からの卒業式とも言われています。

新郎新婦が産れて初めてご飯を食べる時、「あーん」をしてくれたお母様へのサプライズとして、最後の「あーん」をしてもらう演出です。

照れながらも、お母様の表情はなんだか嬉しそうで、ゲストをあたたかな気持ちにさせます。
この時にお母様へプレゼントを用意する新郎新婦もいます。

③新郎新婦中座

お色直し

中座とは、お色直しのために一旦新郎新婦が退場することです。

この時、新郎新婦は「ぜひこの人にエスコートしてほしい!」という人物をゲストの中から選びます。
選ばれたゲストは前へ出て、インタビューを受けた後、新郎新婦それぞれをエスコートし退場します。

  • おじいちゃんおばあちゃん
  • 兄弟姉妹
  • 親友
  • 恩師

など、自由に選ぶことができます。

④再入場

新郎新婦再入場

再入場とは、お色直しをした新郎新婦が再び入場することです。

2人で腕を組んで入場するのが一般的ですが、新郎が一人で入場し、そのあと大好きなおじいちゃんにエスコートされた新婦が現れ、おじいちゃんの手から新郎の手にバトンタッチをしてもらうなど、感動的な演出にもできます。
また、子孫繁栄を願い、親戚の小さいお子様にお願いし、新郎新婦と3人で手を繋いで入場したこともありました。
その他、大きなバルーンの中から新郎新婦がいきなり登場したり、新婦が一人で入場して来たと思ったら、新郎は会場のサービスマンに混じって料理出しやドリンク出しをしていた!というおもしろい演出をしかけることもありました。

⑤プロフィールDVD

カフェデートをするカップル

新郎新婦の生い立ちムービーです。
一般的に新郎生い立ち(写真10枚)新婦生い立ち(写真10枚)新郎新婦が出会ってから今まで(写真10枚)の計30枚程の写真で構成されたDVDです。

ゲストに新郎新婦のヒストリーを紹介する演出で、2人が今までどんな人生を歩んで、どんな縁で結ばれたのかを知ってもらうことができます。

ポイントは招待したゲストが写っている写真をセレクトすることです。
大きなスクリーンに自分が写った写真が流れるのはゲストにとっても嬉しいことです。
また、今は亡き祖父母などが写った写真がある場合、親戚のゲストはとても懐かしい気持ちになり感動します。
基本新郎新婦が中心のDVDですが、ゲストのことも考えた内容で作成することをおすすめします。
また、プロフィールDVDは恥ずかしいから嫌だという新郎新婦は、
司会者にアナウンスで幼少期のエピソードや馴れ初めを紹介してもらうだけでも十分です。

⑥テーブルラウンド

新郎新婦自ら、ゲストのテーブルを回って挨拶をしたり、感謝の気持ちを伝える演出です。

一般的には再入場の後に行われます。
時間はゲストテーブルの数にもよりますが、30分くらいかけて行われます。
テーブルラウンドで人気な演出をいくつか紹介します。

キャンドルサービス

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ゲストのテーブルの真ん中にあるキャンドルに新郎新婦が2人で火を灯して回る演出です。

幻想的で、ロマンチックなムードに包まれ、「初めての共同作業」とも言われています。

フォトサービス

カメラを構える男性

ゲストテーブルごとに新郎新婦と集合写真を撮影する演出です。

各テーブルの代表者にポーズを決めるくじをひいてもらい、ポーズを揃えて撮影をすると盛り上がります。
また、フォトプロップスや、仮装グッズなどのアイテムを使ったり、合わせると「Happy」の文字になる5つのバルーンをゲストに持ってもらい撮影するなど、ゲストと楽しい集合写真を撮るための様々なアイディアがあります。

お酌サービス

生ビール

新郎新婦がゲストテーブルを回りお酌をする演出です。

少人数の披露宴ではひとりひとりお話をしながらついで回ることができますが、大人数の場合は時間の関係もあり、各テーブルに用意されたひとつの大きなピッチャーに全員分のお酒をまとめてつぐのが一般的です。
また、ビールサーバーを担いで元気よく登場する新郎もいます。

ギフトサービス

ギフト

新郎新婦がプチギフトをゲストに配って回る演出です。

例えば、私が過去担当した新郎様は郵便局にお勤めでした。
テーブルラウンドの際に郵便局の制服を着て、ポストに見立てた赤い箱を用意し、その中から手紙を取り出しゲストひとりひとりに配って歩くお手紙サービスしたことで、大変盛り上がりました。
ハロウィンの時期には、小さなお子様にもお願いして仮装をしてもらい新郎新婦と一緒にお菓子を配って回ったこともありました。
このように、ゲストにも喜んでもらえるちょっとしたギフトサービスはとても人気です。

⑦メイン演出

披露宴での新郎新婦

テーブルラウンドでゲストとのふれあいを楽しんだ新郎新婦がしめくくりとして行う演出です。

演出台に飾られた大きなキャンドルに2人で火を点火するのが一般的です。
また、ルミ液という、いろんな色に発色する不思議な液体を使ったファンタジックなメイン演出も人気です。
これは式場によって提案が異なりますので、ウェディングプランナーに確認が必要です。

⑧新郎新婦余興

ビンゴカード

通常余興は友人や職場関係のゲストにお願いすることが多いのですが、ゲストに負担をかけたくないという思いから、新郎新婦自らがゲスト全員参加型の余興を用意することもあります。

じゃんけん大会や、抽選会などを企画し、豪華景品を用意する新郎新婦もいます。
私が過去担当した新郎様は居酒屋にお勤めで料理がとても得意でした。
ゲストのためにオリジナルのお弁当をこっそり用意し、抽選で当たったゲストに「新郎手作り弁当券」をプレゼント。
披露宴のお見送りの際にプチギフトと一緒にお渡ししました。
また、ゲストの使用するグラスの下にひくコースターに当たりを仕掛けたこともありました。
このように、新郎新婦が自ら考える余興はゲストもわくわくしながら楽しめます。

⑨エンドロールDVD

本格的なビデオカメラ

新郎新婦が退場したあとにゲストへの感謝の気持ちを込めて上映されるDVDです。

即日編集で挙式から披露宴の中座くらいまでの写真や動画と共にゲスト全員の名前がスクロールされます。

結婚式というひとつの映画をしめくくる映像で、ダイジェストで結婚式の流れを振り返ることができます。

近年、定番の演出になりました。
これがないとしっくりこないと思ってしまうゲストも多いので、必ず取り入れるべき演出のひとつです。

多すぎてもNG!DVD演出

NGと書かれた旗

披露宴は本来、料理を楽しんでもらうことが1番の目的です。

なぜなら、ゲストからはご祝儀をいただくので、その分料理や引出物でおもてなしをするのが大前提だからです。
そんな中、オープニングDVDに始まり、プロフィールDVD、新郎友人余興でもDVD、新婦友人余興でもDVD、さらに職場からのサプライズのDVD・・・。
DVDの嵐になると、2時間30分の披露宴のうち1時間近くDVDの演出で会場が真っ暗状態に・・・。
せっかく用意した美味しいお料理も会場が暗くては美味しく頂けないものです。ご年配のゲストは目も疲れます。
ご祝儀を多く用意する親族や上司の方々のことを考えると迷惑になることもありますので、DVDは多くても3本にするのが良いでしょう。
余興やサプライズのDVDは2次会に回してもらうなど工夫しましょう。
またDVDの上映時間は1本5分がベストです。5分という時間はゲストが飽きずに映像を見ていられる時間です。
それ以上になると、長いと感じてしまうようです。
編集や構成も大事なので、制作に自信のない新郎新婦は式場に依頼するのが無難です。
自分たちで制作する場合はちゃんと再生できるかや、スクリーンに映した時の写真の大きさや文字が切れていないかなど、事前の動作確認が必要なので、早めにとりかかりましょう。

まとめ

いかがでしたか?
近年、結婚式ではゲストに喜んでもらうための演出がたくさん用意されています。

演出は少なすぎるとさびしいですが、多すぎるとめまぐるしく、せわしない披露宴になってしまいます。

美味しい料理を召し上がっていただきながら、ほどよくゲストの目を楽しませる、気持ちをわくわくさせることが大事です。
やりたいことがたくさんあって全部やりたいんです!という新郎新婦は一度ウェディングプランナーに相談しましょう。
もちろんすべて叶う場合もありますが、助言されることもあります。
私も新人時代に新郎新婦の夢を叶えてあげたいという思いから、2人のやりたい演出をすべて受け入れてしまったことがありました。
お開き時間が1時間以上遅れ、ゲストは疲れ果て、予定していた電車に間に合わないトラブルが発生し、大変迷惑をかけしました。
そしてなにより新郎新婦の面子が丸潰れになってしまいました。
このようなことがないよう、披露宴は演出の時間配分とバランスがとても大切なのです。

これまでもこれからも深くつながり合う大切なゲストのためにも、挙式と披露宴の演出内容はウェディングプランナーと一緒にしっかりと決定していきましょう。